Blue Note東京でマシュー・ハーバート・ビッグバンドのライブ『the magic and accident tour』を観賞。眼鏡を忘れて目が見えないと案内してもらった最前列はバリトンサックスに左の鼓膜を驚かされ、バリトン奏者(Bob Mickey)と頻繁に目が合う席だった。総勢19人の大男どもが小さなステージの上に膝をぶつけながらはみ出るようにして載っているので、それは間近になるわけだ。その中でも背筋をピーンと伸ばして足踏みしながら回転し、サンプラー・プログラミング・キーボードと次々にタッチしていくハーバート御大は断然かっこよかった。「APPARTMENT」でビックバンド全員が朝日新聞を破るパフォーマンスをし(ながらその音を取り込んで演奏し)、ポリティックなメッセージがあるのかと緊張したが、次には全員がカメラを持って撮影し(ながらその光とフィルムを巻く音を取り込んで演奏し)ていたので、なんだか純粋にとっても楽しそうだった。もちろん俺も楽しかった。背中丸出しで過激な淑女ダニ・シシリアーノも加わって、アンコールは『body functions』から2曲、キラー・チューンの「the audience」で最高潮に盛りあがって、終わったのだが、全10曲1時間強のライブで7000円はやっぱり、さすがはBlue Noteだった。

セット・リスト
1.TURNING PAGES
2.CHROMESHOP
3.THE BATTLE
4.SIMPLE MIND
5.RIVOLI SHUFFLE
6.THE APPARTMENT
7.CAFE DE FLORE
8.OVER EXPOSED
(アンコール)
9.FOREIGN BODIES
10.THE AUDIENCE

そのマシュー・ハーバート・ビッグバンドの『good-bye swing time』を俺はいつも寝る前に聴いていた。M-5「クロムショップ」〜M-6「バトル」の流れで大体気持ち良くなって眠れる。だから7曲目以降はほとんど聴いたことがないんだが、CDの方はそこまで優れているとも思わないなあ。今日は今月号の『すばる』を読んで寝た。

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